■ と. 一年ぶり
■ と. 無邪気
■ い. 18年生きた猫
両親が飼っていた虎猫のチャコが今日、天に召された。
学生のころ大阪へ里帰りした時にいつも高い所から「うぁ~ん」と僕を見おろしていたっけ。両親とともに一緒に鎌倉へ越してきても、その存在感は相変わらずふてぶてしく、蛇や鳥をくわえて帰ってきては得意げだったなぁ。(その度 おふくろはギョッとしてた)
ここ2、3年は体力が衰えて、けんかしては怪我をして帰ってきていたようだ。この夏は、もう限界か?と思うくらい衰弱したが持ち直した。
でも、冬は越せなかったようだ。
犬か!?ってくらい逞しかったけど、いまは小さいです。
合掌
学生のころ大阪へ里帰りした時にいつも高い所から「うぁ~ん」と僕を見おろしていたっけ。両親とともに一緒に鎌倉へ越してきても、その存在感は相変わらずふてぶてしく、蛇や鳥をくわえて帰ってきては得意げだったなぁ。(その度 おふくろはギョッとしてた)
ここ2、3年は体力が衰えて、けんかしては怪我をして帰ってきていたようだ。この夏は、もう限界か?と思うくらい衰弱したが持ち直した。
でも、冬は越せなかったようだ。
犬か!?ってくらい逞しかったけど、いまは小さいです。
合掌
■ い.枯れてゆくも
■ は. 『野 火』大岡昇平
あと30年もすると戦争体験者はいなくなるだろうか。
先日、ある番組の収録でゲストが「自分と奥さん以外の社員は戦争を誰も知らない」と言ってたことが、妙に頭の片隅に残っている。
戦争文学の代表的作品といえる『野火』を読んでいたせいかも知れない。夏になると“戦争もの”って言っていいのかメディアはあれやこれや特集をくんだりドラマをつくったりする。そんな状況をどこか感じてるせいか手にする本も「一年に一度この時期ぐらいは」と“戦争もの”を手にする。夏に一度読んで少し経ってから二度目を読み終えた。『野火』は、丸谷才一著の『文章読本』の「文体とレトリック」の章でかなり多く引用されている。
なんて言うんだろう、町田康を真似したいという同じベクトルで大岡昇平のようにも書いてみたい(表現)と思わせる作品でした。
もちろん、戦争体験について「悲惨」ということを感じたことは言うまでもない作品。
先日、ある番組の収録でゲストが「自分と奥さん以外の社員は戦争を誰も知らない」と言ってたことが、妙に頭の片隅に残っている。
戦争文学の代表的作品といえる『野火』を読んでいたせいかも知れない。夏になると“戦争もの”って言っていいのかメディアはあれやこれや特集をくんだりドラマをつくったりする。そんな状況をどこか感じてるせいか手にする本も「一年に一度この時期ぐらいは」と“戦争もの”を手にする。夏に一度読んで少し経ってから二度目を読み終えた。『野火』は、丸谷才一著の『文章読本』の「文体とレトリック」の章でかなり多く引用されている。
なんて言うんだろう、町田康を真似したいという同じベクトルで大岡昇平のようにも書いてみたい(表現)と思わせる作品でした。
もちろん、戦争体験について「悲惨」ということを感じたことは言うまでもない作品。
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