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8mmキャメラ鎌倉スタイル

日々、様々なお題に挑戦する映像ディレクターのブログ。

眼の冒険 デザインの道具箱

「似ていること」についての書き出しから始まる本書は、判型タテ200ミリ×ヨコ150ミリというテレビサイズの4:3である。考えたら意外に少ない判型かもしれない。
この判型は、著者いわくマルセル・デュシャンへのオマージュであるという。
著者はグラフィックデザイナーであり、書籍・雑誌のデザインを中心に活躍されているそうだ。
雑誌『デザインの現場』や『InterCommunication』などのアートディレクター。

内容は、『デザインの現場』に連載された42本の原稿の順序を入れ替えて加筆、図版を加えたり、さしかえたりしたもの。
だが、私は初見だったので、とても新鮮に感じたと同時に驚きを覚えた。
膨大な量の参考文献と映画やいろんなものから引用される言葉や表現。映画もそんな視点で!と感嘆の連続であった。
「直線の夢」というタイトルでは、映画『マッドマックス』/(ジョージ・ミラー監督)を引き合いに出し、直線について語られている。
あと、豊富な図版もありがたい。(ある意味そこが肝なんですが)それも、よく作るなこんなものまで!というのもあったりして。例えば、デュシャンのイメージ分布図なんかがそう。図式化してるんですよ、デュシャンの生涯年表を。



デザインの歴史、デザインの成長過程や成り立ち、歴史的事件・背景をよく勉強されてるなと感じたなかで、もう一度自分の仕事に真剣に向き合ってみたいと奮い立たせてくれた一冊である。

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モリコロやーい

鎌倉にはハイキングコースがいくつかあり、時々行く。
バタバタと仕事をしている合間を縫って山に登るのも悪くない。
じんわり汗をかいて清々しい気分になれる。

下の写真は天延ハイキングコース。
晴れていて空気が澄んでいれば富士山も見れる場所。
この日は生憎…


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海とか山はココロを空っぽにして向き合うと、いろんな声や表情が伝わってくるような気がする。


ほ ら っ た の し そ う に 

ぜ え ぜ え ふ う ふ う 

の ぼ っ て く る や つ が い る ぞ

ご ほ う び に い い な が め を あ げ よ う

き っ と わ ら う よ  f u f u

クリエイティブって何でしょう?

クリエイティブって何でしょう?

その昔、勤めていた会社の会長さんと忘年会の席でこんな会話をした。
会長:お前今年はどうやった?
私 :出張(海外ロケ)が多かったですねぇ。
会長:そやったな。で、来年は何したいの?(意味はこんな感じ)
私 ;そうですねぇ…クリエイティブなことを考えたいですね。
*自分でカメラもって記録撮影をしてたんです。それしかしてなかった。つまり、形になる作品を仕上げられなかった。
会長:クリエイティブってなんや?
私 ;…(実際はもっと間があります)
会長:クリエイティブってのは、見る人の心臓を刺すことを言うんや。

躊躇のない会長の言葉に「さすが!」と感激しつつ、「よし!やってやる」なんて発奮したもんである。
今のところ、心臓に刺さる作品は出来てないような気がしている。
だからまだ頑張れてるのかも。

少し前にディレクイションしてた番組はLOHASがテーマだったんだけど、取材したひとたちは大方LOHASなんて言葉知らなかった。「自然とそんな暮らしをしてただけ」って言う。

話は逸れたけど、クリエイティブ、クリエイティブって連呼してるうちは、自然体じゃないのかも…

あなたが考えるクリエイティブってなんですか?

名古屋・大須!!!

名古屋に2日ほど行ってました。
昨年末に始まった特番の編集です。
今週末、都内でMAして終わりです。
これが過ぎると少し落ち着くので、本読んだり写真撮ったり、飲みにいったり、夜遊びしたり…
ZC1000(懐かしい)で近所の自然を撮影しようと目論んでます。
あとそうそう、波乗りも。


名古屋での編集は初日深夜2時頃までかかり、体調も優れずホテルに帰ってバタンQ。
初日は食事もスタジオ内で済ませたので街に出る事なく残念…
2日目はテロップ入れのみの作業だったので比較的余裕ができ、ランチは外へ。
体調が優れず(実は水下痢だった)お腹に優しいものを希望。
きしめんを食す。まずまず美味しかった(微笑)

街を歩いた感想なんだけど、意外に若者の街って感じでビックリした。
大須という場所なんだけど、もともと東京でいう巣鴨みたいな感じの町だったらしい。
大須観音という立派な神社仏閣?があり「なるほど巣鴨っぽい」なんて思った。

けれど、洋服屋さんが至る所にあって(古着屋からカリスマブランド?)こんなにあって商売成り立つの?
ってぐらいあった。大阪のアメリカ村と代官山を混ぜた感じかなぁ…(大阪は7、8年行ってないけど)

ほかに「へぇ~」と関心したことは、商店街の交差点で信号がないと思い横断したら、
なんとヘンテコリンな信号機が交差点の真上にあった(日本で唯一ここだけらしい)
とても変わった形で、写真撮りたかったけどあいにく持ってなくて、
携帯も写メがついてないので振り返り振り返り未練を残してスタジオに戻った。
(Mさん、後日写真送ってくださぁい)

そんなこんなの名古屋でした。(どんなやねん)


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名古屋・大須 きしめんの きし仙

一年がかり

一年がかりの仕事がようやく終わりそうな感じ…終わりそうな感じってのがポイントで、
いま、実はテンパってます!
6月のラスベガス ロケから、先日閉幕した愛知万博でのロケを終え仕上げ作業に終われている。素材をつなぎながら、この時(ラスベガス ロケ)が一番楽しかったなぁ…なんて(苦笑)全編にわたって天気に恵まれた気持ちいい映像ばかりである。ここんところ天気に恵まれないロケが続き、日頃の行いを正そうと反省しきりだったので、なんだか少し嬉しい。
でも編集は終わらなく、プレビューに間に合わず、本当に本編作業に間に合うのか????
と不安になる。
ケツ(おしり)*どっちも一緒か(笑)を決められているので何ともしょうがない。
一年がかりだったので、その都度まとめていけば今こんなに苦労しなくても済んだなんて考えは微塵もない。やはり、すべて終わって素材を俯瞰でみて初めて取りかかれるもんである。撮れ高もあるし…そんな訳で、最初に描いてた青写真を修正しながらの作業である。

「作業」って言い方はクリエイション的には好ましくない表現だと思うんだけど、やはり「作業」になってしまっている。
せめて、“楽しく”乗り切って終わりたい。

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