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8mmキャメラ鎌倉スタイル

日々、様々なお題に挑戦する映像ディレクターのブログ。

アマランス・ラウンジ

川平慈英さんの舞台を観たあと、同業の映像ディレクター/フィルムメーカーのT氏、以前勤めていた会社のディレクターG氏とデスクS嬢とで渋谷・神泉あたりの肴が美味い店で飲み会となりました。
鎌倉へ帰る電車がなくなり、「今日もみんなを道連れだぁ」ということで、朝まで付き合ってもらうことに(笑)

2次会は、アマランス・ラウンジへ。
すでにスゴイ人(数も人種?も)だらけで、「あー今日も壊れそう」なんて予感しながら、ドリンクカウンターへ向かった。
タイミングよく、ライブ・ショーのはじまり。なんと!タッカーがいる!!そんでもって、エルナ・フェラガ~モ嬢?のボン・ソワーの一声でライブが始まった!運良く至近距離で演奏を聴けたんですが、この人らスゴイっす!見とれてて写メ撮るどころじゃなかった(泣)
続いて、スペシャルゲストライブがOui Oui(ウィウィ)。
僕のツボにはまる懐かしいナンバーで盛り上げてくれました。

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そんでもって、パーティーの主役がこの人。

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3周年&誕生日だったそうです。
オーナーのマダム・レジーヌ。みんなジュンちゃんって読んでましたけど???


東京の夜遊び最前線レポート、まだ続きます。

イベントも一段落し、「じゃ次行く?」ってなって、渋谷へUターン。
深夜1時くらいからオープンとなるこの店(どの?)は、いつも満員でイモ洗い状態!
さながら、夜遊び族の終着駅といったところ。
誰彼かまわず友達になっちゃう店なんですが、お笑い界でアニキ的存在のK・Nさんがいた!
でも、T氏もS嬢もG氏も気付いてない(苦笑)僕がそうだよって教えてあげても「違いますよー」って。
確かにテレビで観るより5割増し若くみえたし、顔のホリが深かった(笑)

少し気分が悪くなったS嬢を外へ連れ出し風にあたる。
K・Nさんが出てきて、「お疲れっす!」と一言、軽快なステップで去って行った。
あの身のこなし、間違いない!!


今回の慈英さんの舞台もそうだし、夜遊びスポットもそうだし、
人が集まる空間って、エネルギーが充満してるなぁとつくづく感じた。
だから、いくつになっても、こういうカルチャーシーンの空気にふれていようと思った。


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最悪な人生のためのガイドブック

むかし一緒に番組をやってた、川平慈英さん出演のミュージカル・コメディを観てきました。
人から見たら“最悪”な人生だけど、自分では“最高”の人生と思っている…
そんな考え方があってもいいんじゃない?

『最悪な人生のためのガイドブック』は、そんなコピー通りのお芝居。

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『最悪な人生のためのガイドブック』


慈英さん扮するドイッチ(土井っち)42歳、独身、フリーターと8人の仲間たちが繰り広げる、
コミカルでセンチメンタルでハチャメチャな?アッという間の3時間でした。

この一年、いくつか観た芝居の中でもダントツに面白いなぁと感じてたら、案の定終わってみればスタンディング・オベーションでした。

終了後、楽屋に通してもらい慈英さんに挨拶。
「いやぁ今回はいいお客さんだった」と言ってました。
この意味は、“反応がいい、反応が早いお客さん”という事だと思うんですが、
テレビだと公開収録以外ないですからねぇ…、あとはせいぜい現場でスタッフが反応するぐらい。
ダイレクトに結果がわかる芝居の魅力、分かるような気がします。




さて、芝居の中でピザが何度も出てくるんですが、無性にピザが食べたくなり、渋谷をグルグルまわって、結局なくて(夜23時)、飲みになって朝までコースになっちゃいました(苦笑)
その時のディープ・ナイトのお話しは次回に。

次回…アマランス ラウンジ3周年パーティー

海外旅行、出張の記録は大事。

6月下旬からタレントさんを連れてラスベガスへロケに行きます。
そのためビザ申請をしなければならず、必要な書類に記入していたんですが…

過去10年間に渡航した全ての国、渡航年を記入、なんて欄がありまして、もう大変です。
過去のパスポートを引っ張り出してスタンプの確認です。
これが面倒だった!(*後で解決法教えます)
香港、韓国、カザフスタン、モロッコ、、、and more
(*サッカー五輪代表チームに帯同して記録映像を撮ってた時期がありまして、遠征ばっかりで、まぁそんなことです。)
こんな狭い記入欄に書ききれるか!とキレそうになりながら、ちっさい字で書きました。

余談ですが、黒澤明監督は小さい字が嫌いで、原稿用紙の升目からはみ出るくらい大きな字だったそうです。助監督にも「大きい字を書け!」と言われてたそうです。そんな事を最近知ったばかりで、余計にキレ度が増したわけです(笑)

これまで米国に行ったことがありますか?(複数回ある場合は、今まで渡航したすべてを記入)、とあります。
これもパスポートを過去に遡って調べて書きました。
狭い記入欄に。

あとは無事に書類が整い、大使館へ面接に出向き(これから予約なんだよねぇ…)無事ビザの発給をまつばかりです。


そんなこんなで、海外旅行、出張の記録は大事、と痛感したわけですが、
そこで役立つモノを紹介します。

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ゴッホやダ・ヴィンチも愛用した優れモノ*そろそろ予約出来る!



このスケジュール帳、実際いま使ってるんですが、
TRAVELS PLANNINGという欄があり、旅の記録を書き込めるんです。
もうすでに、1月のラスベガス ロケハンの記録が書いてあります。
この手帳をずっと使えば、N・P。
ってことで、過去の分の解決法は見あたりません(苦笑)



そろそろ、脱稿。

ショートフィルム完成を目標に、このブログを立ち上げました。
まずは脚本ということでメモを書きため、ようやく原稿に書き始めたのがゴールデンウィークあたり。
ここに来て、ようやく初稿があがりそうです。
20分前後の短篇を考えており、400字詰め原稿用紙にして20枚弱といった分量になっています。
ただ、何度も読み返してみると、まだまだ突っ込みどころ満載なので、「これじゃぁダメだぁ」とうなだれてしまいます。
もう少しブラッシュアップしてから、気心知れた仲間、先輩、後輩に読んでもらおうと考えてます。

おそらく今後も、現場に行ってみて、観察して、リアリティーを追求して、何度かリライト作業をしなければなりません。

ちなみに、頼まれて書いてるシナリオではないので、書き上げたとしても、今度は撮れるかどうか、、、

まっ、走りながら考えます。




リアリティー追求ということで、インターネットで調べモノをしているときに見つけたおもしろいHPを紹介します。
○コンビニ強盗/ヘルメット(*最後まで読むべし)
http://homepage1.nifty.com/ukyou/ukyou/20011105.html

クリエイターの環境を考える

クリエイターを取り巻く環境は苛酷です。「なんだいきなり!そんなものはどんな職業もおなじだ!」と言われそうですが、そうなんです。
ロケとかスタジオ撮影はもちろん疲れますが、その後のポスプロ作業も疲れます。
オフライン機の前に座りっぱなしの日々が続くと、腰が痛くなってきます。
その次に、内臓が痛くなります。
そんな時、俺の(私の)椅子がコレだったらなぁ…なんて、つい無い物ねだりしてしまうモノがこちらです。

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アーロンチェア ポリッシュドアルミニウムベース/ポスチャーフィットフル装備/クラシック



僕のお得意さまであるCS放送局は、ほとんどの人がアーロンチェアです。
羨ましいかぎりです。


人生、生きているなかで、椅子に座っている時間はどれだけでしょう?
そう考えると、気持ちよくて機能的な椅子を選んだ方がいいなぁと考えます。
話は横道にそれますが、僕の友人は「人生の三分の一は寝てるンですよ。そう考えたらベッドは大切ですよー」と言われ、えらい高いベッドをローン組んで買わされてました。



よく考えてみたら、腰や内臓が痛くなるような仕事は、
もともと無理な仕事なのかも知れません(苦笑)
最近、そんな仕事してないなぁ~(って、懐かしいんかい!!)

日本対ペルー 油断してました…

ジーコ日本VSペルー戦。結果を知らないで楽しみにしている方はこの先読まないでください。

楽しみにHDD録画しておいたんですが、観る気無くしました。
油断してました。
理由はこうです。

日中、天気が良かったので由比ヶ浜海岸までビーチコーミングに出掛けました。休日の日課になりつつあるんですが、、、
ご存知でしょうか?トビが食べ物を横取りすること。
地元の人間は慣れているので油断しないんですが、遠くから来た人は時々やられてます。
今日もそんな光景を海岸で目撃しました。

帰宅してメールチェック→インターネットという順。
「トビ、ハンバーガー狙い人襲う」の記事。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/animal_issues/
おーニュースになってる!
その次が問題だった。油断してました、、、

ジーコ日本、ペルーに敗れる!

マジ?!負けたなんて結果を知ってしまったら、もう見る気しないっす(泣)

ZC1000忘備録_其の四(バッテリー)

ZC1000の付属品にAC/充電などありません。
ZC1000は単3電池で動いています。ボディー側に4本、グリップ側に4本です。グリップ側は72コマで撮影する際に必要になります。
つまりグリップを外すと高速撮影は出来なくなるのです。

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ビデオカメラの場合、撮影前にバッテリーを充電しておくのは基本です。
なのでバッテリーを現場に忘れるということはまずありません。
収録テープはたまにあります。技術スタッフが機材と一緒に用意するのか、プロダクションで用意するのかあやふやだった時に起こります。

ZC1000の場合、キャメラ本体に電池が装填されているので、目に見えないぶん、つい忘れてしまいます。
うっかりすると現場で電池切れ…という羽目に。
なので、予備電池はいつも用意しておきましょう。




“バッテリー”で思い出した話し

その昔、映画『はつ恋』(篠原哲雄 監督)のメイキングをソニーVX1000で撮っていました。現在はソニーPD150など、ほとんどのビデオカメラはL型バッテリーをつけらるようになってますが、VX1000はカメラの構造上、L型バッテリーが使えませんでした。使用頻度も多く、ほとんどのバッテリーがへたっていました。60分テープを撮りきらないうちに、“バッテリーLOW”のマークが点灯するので、予備バッテリーをゴロゴロもってました。今はバッテリーのもちも良くなったので、そんな心配も要りません。

当時、その充電に泣かされました。現場から帰ってきて、翌日も早いので会社に泊まるわけですが、2時間おきに起きてバッテリー充電の交換をしました。そんな事が連ちゃんで4,5日も続くと、さすがにブルーになってました。
今では懐かしいtatchyの「はつ恋」の記憶、、、

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はつ恋

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たなか、れな。「はつ恋」の記憶

ちなみにメイキングの監督は、「はつ恋」の脚本を書いた長澤雅彦さんです。



ある女性の手記:露出狂

神奈川県 田中律子(仮名) 36歳

あれは10年前の、ちょうど今頃の季節に起こった出来事です。その日の夜は蒸し暑く、湿った暖かい風が吹いていました。京浜急行の追浜駅から自宅までは、緩やかな坂道を15分ほどのぼります。
深夜にちかく、ほとんどの家の電気は消えていました。
ポツンと外灯が点いているのですが、自宅に近づくにつれ、ついたり消えたりして、それが余計に心細く感じました。
蒸し暑いせいで、誰かが窓を開けていたのでしょう。テレビなのかラジオの音が遠くから聞こえていました。

8台くらいの車がとまっている駐車場を通りすぎた時、ピタピタと後ろから私をつけてくる音がしました。立ち止まるとその音もピタリと止むのです。
怖くて振り向けませんでした。少し早足で坂をのぼると、それに合わせるようにピタピタと追いかけてくるのです。
元ヤンキーだった私は、今度は立ち止まり、勇気をだして振り向きました。
その瞬間、全裸の男がサッと地面にしゃがみ、裸足なのに靴ひもを結んでいる動作をしているじゃありませんか。
私は怖くなって走りました。でも男も走って追いかけてくるのです。
また立ち止まって振り向くと、さっきと同じように裸足のくせに靴ひもを結んでいる動作をするのです。




その後のことは覚えていません。
気がつくと、おばあちゃんの隣りで眠っていました。

10年前、私のまえに現れた、靴ひも男は、いったい何を訴えたかったのでしょうか。

                                       おわり



このお話しは実話をもとに構成されており、地名は本当。
人名は仮名としました。
「私もそんな体験した」という方、ご一報ください。
オムニバスにして映画にしましょう!(嘘)

ZC1000忘備録_其の三(露出計)

ZC1000の露光の合わせ方は、シャッターボタンを浅く押し、ファインダー内の絞り指針が指標の中央にくるように絞りリングを回せばOKなんです。
なので、これまではマニュアルどおりそうしてました。
でもですね、やっぱり不安になるときがあるんですよ。
そんな時にあれば便利なものって露出計じゃないですかぁ。
調べてみました。

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セコニック スタジオデラックス II L-398M

電池いらないそうです。他にも色々と良さげな説明が書かれてありました。なんかもう、欲しくてたまらなくなってます。
もし使ってらっしゃる方いたら、感想お聞かせ下さい。



さて次回は、露出狂のはなし。(じゃんけんポン!ンフフフ)

江戸フィッシュ

高校のとき同級生だったハッピハッピー。(元コアラ)のライブに行って来ました。その昔、モンキッキー(元おさる)とコンビを組んで漫才をしてました。
そこそこ出てたと思うんですが、友人から「コアラ、バンドやるねんて。漫才やめるらしい」と聞いたのは、ほんの5、6年前だったと記憶してます。
「えっ!何でいまさらバンドなん?」って思ったのは僕だけじゃなかったはず。
(僕の知る限り、彼が音楽やってたなんて聞いたことないですから)

これまでも何回かライブはやってたそうですが、僕は初めて聴きました。
音楽の専門じゃないので音楽的批評はおいときます。
ただ映像専門なんで一言、「ハッピー師匠 もう少し身体絞った方がええわ」(笑)とまぁそんな感想だったんですけど、最後にライブを終えて帰る道すがら思ったこと。
「はじめるのに遅い事なんてない」って言葉、ホンマやなぁ。
いい汗かいてプレイしてた友人の顔がそれを物語ってました。

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「赤ひげ」黒澤 明

今年の鎌倉芸術館名画鑑賞会は、『黒澤 明 人と作品』と題して東宝製作の8作品を4回にわたって特集します。

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今回は「姿三四郎」「赤ひげ」でした。
僕は「赤ひげ」を観ました。上映に先立ち、劇中で狂女の役を演じられた香川京子さんと当時スクリプターとして活躍された野上照代さんの対談があり、ちょっと得した気分です。
制作エピソードを中心に、黒澤監督が役者さんとどう向き合ってたか、映画作りの姿勢について興味深いお話しを聞くことができました。


さて「赤ひげ」なんですが、僕が所有している黒澤DVD BOXのなかでもダントツにリスペクトしている作品です。今回スクリーンで観て、さらにリスペクトです。
「生死」について考えさせられる数少ない作品、これぞ人間ドラマという印象です。
少し横道に反れますが、先日のゴールデンウィーク中『スターウォーズ』を初めてぜんぶ観ました。
いつか観なければとおもってBOXセットを購入してあったのです。
やっぱり当然なんですが“宇宙戦争”だけあって殺しまくる死にまくるじゃないですか、
なんだかなぁ、、、って思いました。
この話はまた別の機会にしましょう。

劇場内は年輩の方がおおく、最初のキャストクレジットで「おー、懐かしい」なんて声が聞き漏れてました。
「赤ひげ」は185分もある作品ですから、途中“休憩”の文字がスクリーンにあらわれて文字通り休憩になりました。

この映画がスゴイと再認識させられたのは、お客さんの反応です。
笑い、すすり泣き。何度も感情の起伏を激しく揺すぶられる波があるということです。
とにかくシナリオ、セリフが生きてるんですね。
技術でいえば、パンフォーカス撮影やマルチキャメラ、キャッチライト(この作品では特にスゴイ!)
などのことがあるんでしょうが。
あとは役者さんのいい顔。山崎努さん演じる佐八の臨終間際に集まった長屋の人たちの顔なんかスゴイです。(もちろん山崎さんもスゴイ!)
あとは子役もスゴイ!天才!!って思いますよ。興味がある方は是非みてください。


終わって劇場の出口で本を購入しました。実は買おうか買うまいか悩んでた本です(そこそこの値段なので)

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KUROSAWAム黒沢明と黒沢組、その映画的記憶、映画創造の記録 (演出・録音・記録編)

このあとも発売されるらしく、もう潔く買うしかないですね(苦笑)
【第2弾】2005年7月予定[美術・道具・衣装 編] 
【第3弾】2005年11月予定[撮影・照明・特機・音楽 編]

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赤ひげ

○今後の上映日程などの情報はこちらから
鎌倉芸術館HP
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/geijyutu/event.htm

久しぶりに漫画です

大阪に住んでいた頃、親が山崎パンを営んでいました。
店先には板金でつくられたブックスタンドがあり、漫画を中心にグラビア誌なんかが並んでいました。
タダで読めるわけですから、小学生から高校を卒業して上京するまでの間、ムチャクチャ漫画を読みまくってたんです。あの時間を読書にあててたらなんて空しいことをつい考えてしまいます。

久しぶりにコミックスを買いました。

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HIGHWAY★STAR/大友克洋

短いお話しが、10タイトルあります。
装丁と中味のギャップに違和感がありましたけど「これでいいんだ」という感想です。「これでいいんだ」というのはネガティブな意味でなく、作家の世界観がナチュラルにでている。(実は出来そうで難しい)
注目されようとか、目立とうとかそんなものはどうでもよく(僕はそんなことばっかり考えてしまいます)こんな事ってどう思います?的な投げかけをされているような感じ。
だから全てを含めて、装丁も「これでいいんだ」って思います。


○おまけ
忘れられない漫画
「白い戦士ヤマト」
これを読んで白い犬(紀州犬)を飼いましたから(笑い)



照れてたのは君のせい

その日は持っていた。ソニーCyber-shotをだ。

JR恵比寿駅のホームから改札に向かうエスカレーターの移動中に、用がある広尾のプロダクションまで歩いていくか地下鉄日比谷線を使うか決める。
エスカレーターの左側によけ、急ぐ人の背中を見送る。たいして注意を惹かないボード広告をながめながら、どっちにするか決めかねていた。
同時にもう一つのことも考えていた。というより、生理だ。
「おしっこ、したいなぁ、、、」
エスカレーターを降りた左手に公衆トイレがあるのは知っている。
そこで用を足しながらどっちにするか決めよう。
まだエスカレーターはつかない。右側を女の人が通った。腰まで髪が届く綺麗な人だった。でも正面から見たわけではない。気のせいかも知れない。

エスカレーターを降りてうつむき加減にトイレへ向かう。
すると入り口に清掃中を知らせるボードが置いてあった。チラと横目でみながらトイレに入っていった。残像がフラッシュバックする。「頬を赤らめていたような気がする…」そして、いる。清掃員の女(ひと)。
いつもより半歩前に出てチャックをおろしながら斜め後ろを見た。


あの絵は嘘だ…。

柴田理恵に似た女の人は、左手にホースを持ち便器が悲鳴をあげそうなくらいタワシでこすっていた。窓があって自然光がはいるトイレだったら、その清掃員のシルエットと、タワシの先からキラキラした光が飛び散る様をスローモーションで見られたかもしれない。
用を足しながら、そんな事をぼんやり考えた。歩いて行くか地下鉄を使うかなんてもうどうでもよかった。
チャックをあげ、トイレを出る。
鞄からソニーCyber-shotを取り出す。
エスカレーターから降りてくるひとの気配を背中に感じつつシャッターを押した。

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頬を赤らめていたのは清掃員の女(ひと)ではなく、僕のほうだった。

ソニー サイバーショット DSC-V3
SONY Cyber-shot

希望

部屋の窓越しに撮った空です。確か去年の梅雨あけか、もしかしたら9月頃だったのかも知れません。

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携帯電話の着メロを変えました。
E・クラプトンの「change the world」です。
鳴った瞬間にビクッ!としないし、アワアワもしないし、落ち着いて出られるので当分これにします。

僕の今の心境をあらわしてるタイトルです。

とある制作会社のバーベキュー顛末記

その制作プロダクションの酒宴は話題に事欠かないので、ついつい出席してしまいます。
その会社の習わしとして新人が毎年仕切る事になっているんです。

去年の初夏、玉川べりでバーベQをしたときのこと。

じゃぁ取りあえず肉から焼くか!ということで鉄板にのせようとしてトングやら菜箸を探したんですが見あたらない。
新人に「トングとか菜箸は?」って聞いたら、「ありません。」
俺「えっ?どうやって焼くの?」
新人「割り箸でお願いします。」
まぁしょうがないなぁ、と思いつつ割り箸で肉を網にの せ て って熱いわ!

新人「あっ、tatchyさん、ビールでも飲みながらやってください。」
俺「あそう、じゃもらおうかな。」
クーラーボックスを開ける、嫌な予感
俺「麒○○麗、マグナ○ドライ、、、ビールないよ?」
新人「あっ、それです。」
俺「あーこれね!」ってぜんぶ発泡酒やないけぇ!

焼きそばでも焼くか!
俺「ソースは?」
新人(半笑いで)「スミマセン、、、」
新人B「塩がありますよ。塩焼きそばってことで。」
俺独白「基本はソースやろぉ。。。塩焼きそばってそういうことかぁ?微妙な調合とかあるんじゃないの?」

あとは豚汁をつくってくれたんですが、彼らその時もおたまが無くて紙コップと割り箸を強引に合体させておたま代わりにしてました。(苦笑)

魚貝類も用意しておいてねというオーダーもあまり反映されてなくて、肉だったなぁという印象。

飲み物やら食べ物にお金使って欲しかったので、バーベキューセットとかターフとか貸すよって言ったのに、大丈夫ですなんて言っておきながら新品買ってやがった。違うやろぉ~金使うトコが!!

やっぱり準備力、段取り力って大事ですよね。


さて今年のゴールデンウィークは、地元の友人・知人たちと逗子海岸でバーベキューしました。
家で飲むぶんには僕も発泡酒なんですが(苦笑)外で飲むときはビールです。そのあとは焼酎にいっていい感じでした。

豚塩→塩カルビ→手羽先→たれ系の肉(小休止して)
げそ焼き→かま焼き→野菜・焼きおにぎり

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もうお腹も満足!気分はリラックスって感じでした。
となりのグループのCDラジカセからは(ベタやけど)サザンが流れてきて、(立夏も過ぎ)もうすぐ夏だなぁ、、、な“大人のバーベキュー”でした。

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不如帰の碑(写真中央小さく写ってる)

明治の文豪徳富蘆花(とくとみ ろか)が逗子を舞台に書いた小説「不如帰(ほととぎす)」にちなんで建てられた碑。

写真は撮る人の頭脳で、つまり内なる視線で撮るものであって、カメラという機械が撮るのではないと学んだ。レンズはいつも必ず頭の後ろに置くべきであり、前に置いてはならない!(中略)私は毎日写真を撮るが、でもそれは、心で撮っているのだ!
(広告は私たちに微笑みかける死体/オリビエーロ・トスカーニ)より抜粋


鎌倉の桜 ロモで撮りました。
ちなみに写真は紙焼きされたものをスキャンしただけで、なにも画像処理を加えてません。
その秘密(でもないか)を知りたい方は、下記のサイトへどうぞ。

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LOMO.jpg

http://www.lomography.jp/lomography/

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http://www.lomography.jp/lomography/microsite/xjp/




車椅子でスラムダンク

ハッピハッピー。(元お笑い芸人 コアラ)と都内で飲んだ折りに、障害者バスケットボールの話題になった。
話の流れは、僕のショートフィルムの題材から“障害者”について話題が移り、(ハッピー師匠)「それじゃぁ今度障害者バスケの大会においでよ」ということになった。

ハッピー師匠は奥さんの(三原)じゅん子さんと、何らかの形で社会貢献したいという思いから、障害者と障害者を支援する人たちと関わるようになったそうだ。
そんな経緯で第34回日本車椅子バスケットボール選手権大会の決勝戦をハッピー師匠&じゅん子さんらと観戦しました。

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会場:東京体育館

まぁビックリしました。
スピードのはやいこと、車椅子を自在に操る技術。車椅子を操りつつボールも操る技術。
“普通”に接触して転倒するし、ファウルもするし、3ポイントもばんばん決めるし、さすが日本一を決める戦いでした。
テレビでちょこっと観たことがあるんですけど、やっぱり会場で観ると迫力ありました。
それに車椅子をよく観察すると、車輪が「八」の字に開いてるんです。
これは、車の回転操作を容易にするとともにスピードを出しやすくするのだそうです。あとは車椅子同士の接触で手を挟まない利点がある。
テレビでチラッと観てるだけじゃ、あまり気にとめなかったでしょうね。

序盤は一進一退の攻防でしたが、後半に差がでました。
ゲーム終了。優勝チームは千葉ホークス。
でも、会場ではどちらのチームにも惜しみない拍手が送られていました。




都内で飲んだ折りに、ショートフィルムの話題から車椅子バスケに繋がったんですけど、直接的に映画と関係してるわけじゃないんです。
でも、今回の事で少しヒントをもらうことが出来ました。
ショートフィルム はやく!


最後にお知らせ
ハッピー師匠がライブやります!

バンド名 EDO FISH
5/15(Sun.)19:30~ 
@クロコダイル
渋谷区神宮前6-18-8ニュー関口ビルB1
charge ¥2,300-(without drink charge)

是非!なんです。

100フィートの至福

寿福寺の参道から左に曲がるとハイキングコースに入ります。
天気が良かったので散歩しました。じんわり汗をかく程度の登り坂で気持ちがいいです。今回はzc1000を携帯して歩きました。


以前、誰かの写真集で琵琶湖を撮ったものをみました。
「えっ!これ琵琶湖なの?」っていうくらい外国みたいな感じでした。何気ないショットなんですけど、じっ~と見入ってしまう。
それって非凡な才能ですよね。
そんな雰囲気で撮れないかなぁと考えなが、少しひらけた場所や、新緑がきれいな場所で撮影しました。
今回は100フィート(6分)まわしたんですが、もう少し撮りためて、現像→テレシネに出してみようと思います。
(以前テレシネは簡易的に自分でやったんですけど)3月5日記事

あがったらFinal cutで映像加工したりして遊んでみるつもりです。
時々クラブとかで観るノリの映像です。



ひときわ目を引いた、今が見頃のツツジ3連写です。
ほんといい発色してました。これぞ天然色!!
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No surf , no life.

ここ最近サーフブランドのCMやボードをよく見かけます。
坂口憲二が出ている「RUSS-K」とか、KONISHIKIの「PIKO」とか。
個人的に「PIKO」のコマーシャルが好きです。音楽がいいし、なんか身内の誰かがホームビデオで撮ったような脱力フレーム、脱力編集って感じでほのぼのしてます。
ちょっと調べたんですけど、この2つのブランド、Crymsonって会社が取り扱ってるんですね。
http://www.crymson.co.jp/

ちなみにPIKOという言葉の意味は、ハワイの古い言葉で“おへそ”だそうです。
(relax 2004.8月 ハワイ より)

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七里ヶ浜から眺める江ノ島

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見知らぬサーファー

そんな前置きがあって、今回は僕自身の波乗りライフです。

久しぶりに、ひ・さ・し・ぶ・り・に行って来ました。結論からいうと、かなりヘコミました。
波のコンディションは南西からの風の影響を受けてジャンクな感じ、サイズこそ腰~腹ぐらいで大きくなかったんですけど、沖にでるまで一苦労しました。
パドル(漕ぐこと)が進まない!明らかに腕の筋力が衰えてます。あと背筋。
基本的に胸をそってパドルするんですが、胸が反れない。

奇跡的?に沖まで出れたのはいいが、息切れして目眩がしてました。
少し呼吸を整えて波を選びテイク・オフ!以外にも乗れましたがぎこちない感じ。
(補助輪なしで自転車乗れるのに、わざと補助輪つけて自転車こいでるような感じ?)
そのあとは二度と沖に出られませんでした(泣)
海にいたのは小一時間くらいですか、そそくさと引き上げました。

筋トレやって出直しだぁ…って閉じた自分が呟いてました。

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僕の板(ちょいスタバとかタリーズみたいな色)

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水は必需品



七里ヶ浜からの帰り、由比ヶ浜で凧揚げ?してました。なんと鯉のぼり!
これ映ってないですけど、もっと長いんです!!

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気持ちよさそうだなぁ

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